るさんちまんこ

私ってほんと天才

勝手に戦争させておけ

『親愛なる白人様』第5章に深く傷付いたことは私にすぐにツイートをさせたぐらいだ。辛いことがあると自分で整理がつかなくて、すぐに誰かと共有したくてツイートしてしまう。誰でもいいからこの言葉を聞いていてくれ、なんの反応も期待はしないから私の傷付いた姿を見ておいてくれという気持ちでツイートをする。

時まさしく、シャーロッツビルヘイトクライムが起きたところだ。DWPは公開してまだ一年経たないドラマだ。差別はまだこんなにも蔓延している。むしろどんどん酷くなっている。我々の良識は後退の一途を辿っている。
レジーほどに優秀で、努力家、まさに天才で、しかしそれにおごることなく人当たり良く、悪ぶって、決してスノッブになることはない、詩の才能まで抜群!これほどに、これほどに有り余る才を持ちながら、なお、差別される。外部からやってきた、彼の内面をまったく知らない(ファック・ザ・)ポリスは、彼の肌の色だけを見て銃を向ける。

銃のない日本では起こりえないとお思いか。イエロージャップの私には関係ない問題だとお思いか。私はこの無力感を、しばらく絶望して泣きたいぐらいの、そして強がって友人たちに必死で普通の素ぶりを見せるレジーの姿を見て傷付いた。このシンパシーもお笑いか。

 

言葉が通じない無力をどうしたらいい?立ちはだかるのは言語の壁じゃない。もっと分厚くて、にも関わらず目に見えない壁だ。黒人だから、女だから、あらゆる要素を取り上げて(自分より愚かに違いない!)と信じて疑わない彼らに、何一つ響いていないであろう言葉を吐く虚しさをどうしたらいい?


私はそれを自分のせいにしてしまったね。こんなにも上等な教育を受けさせてもらってなお、私はあなたがたを諭すこともできない、なんたる怠慢、その愚かさよ。そういって自分を責めたね。
どうしたんだ?私はいつも自分を守るためにいくらでも言い訳を考えていたはずだ。どんな問題だって「社会が悪い」という結論まで導くためにいくらでも言葉を弄んだ。それがどうして、突然自罰を思い出す。

何度でも確認をしろ。私は悪くないと。すべて社会が悪いと。私の言葉にろくに耳を傾けない、正しい評価を下さない、それは私の能力の有無ではない。社会が悪いと。
ホモソーシャル、この社会の一番の害悪、すべての争いの諸悪の根源、その男根の連帯で彼らの耳は塞がれる、目は隠される、口からは無数の無意味な弾丸を吐き、私の心を傷付ける。

これ以上自分を責めることなどない。この叡智を広めるのは一度他に任せて、自分を守ることを考えろ。傷付きそうな場からは勇み足で逃げ出せ、彼ら男根の慰め合いに付き合うな、勝手に戦争させておけ。